注文住宅と耐震

これから三重県で木造建築の一戸建てを新築する場合は、注文住宅の性能に注目しましょう。木造建築の一戸建てでポイントになるのが耐震性能です。耐震性能が備わっていれば、木造建築でも強固な建物が実現できます。耐久性が約70年とされている鉄筋コンクリート建築の建物と比較すると、木造建築の建物の耐久性は約30ですが、性能とメンテナンスによっては木造建築でも100年にわたり安全に住み続けることができます。イギリスなどヨーロッパで主流となっている木造建築の一戸建ての多くは百年住宅とも呼ばれ、耐久性が高いのが特徴です。ヨーロッパの百年住宅に匹敵する強固さを実現させたい場合は、注文住宅が良いでしょう。建売分譲住宅では実現が困難な、さまざまな性能に特化させられるからです。三重県は風光明媚な地域です。美しい入り江と多くの島が観光資源として人気がある一方で、南海地震の危険性でも知られています。東海地震と南海地震が連動し、南海トラフ自身が発生すると、地震による被害は甚大となる予測が出ています。三重県に耐震性能の高い一戸建てを建築できれば、地震に対する防災効果が高くなります。三重県は山が多く、地盤そのものは強固な土地柄ですから、一戸建てを新築するときは地盤調査を冷静に判断し、必要に応じて地盤改良を心がけましょう。耐震性能の注文住宅は、筋交いもポイントです。筋交いは柱と梁との間の空間に施工されます。筋交いが地震による振動を吸収して分散させる働きを備えていますので、木造建築の一戸建ての耐久性を向上させられます。コンクリート基礎に振動を吸収させられる設備を施工すれば、耐震性能も格段に向上します。ゴム素材の耐震は、免震構造と呼ばれています。木造建築の注文住宅は、国産素材の木材が使用される場合が多いです。国産木材のヒノキ、ヒバ、スギには害虫忌避効果が備わっていますので、シロアリ予防に効果的です。シロアリ予防も木造建築の一戸建てを保護するのに忘れてはならないポイントです。

SNSでもご購読できます。